知らない言語の国を一人旅してリフレッシュしました

もう何年か前になってしましましたが、女一人でドイツのミュンヘンを旅した時のことをお話しします。丁度仕事で思うような収入が得られなかったりしてちょっと悩んでいた時期、旅がしたくなりました。ドイツ語は話さないのに、ミュンヘンは良く聞いたことがある町だったし、ある程度にぎわっていそうな異国に行ってみたくなったのです。

行くと決めたら早速調べもの

ミュンヘン自体は3泊4日の滞在と決めたので、滞在時間を有意義に使いたいと思い、早速中心街からそれほど遠くない場所にあるホテルを予約しました。一応治安も考えてリーズナブルだけれどもチェーン展開しているホテルです。それから行きたいところのピックアップです。今は幸いインターネットでアクセスは簡単に分かりますが、美術館などの行きたい観光スポットと、行きたいレストランをうまくまわるようにスケジュールを決めるのはなかなかの作業でした。ツアーでなく全くの個人旅行でしたので、バスのチケットの買い方は特に念入りに調べました。

お酒が飲める体質で良かった

ミュンヘンには、フランスのある一地方の街から長距離バスを使って行きました。何しろ格安だったので。おかげで夜中の移動、しかも2時間余り遅れるというスケジュールでしたが幸い体力がまだ結構あったので、翌朝からの移動も予定通りできました。旅行前に期待していたのは、美術館巡りと有名なお城、ノイシュバンシュタイン城、そして中心街の賑わいでした。私は特に美術に知識があるわけではなく、美術館内の雰囲気や建物そのものが好きなのですが、当初の予想通りどれも「異国に身を置いている感」が満喫できました。


が、予期していなかった楽しい体験はビールメーカー直営の居酒屋です。ミュンヘンの中心街には有名なビールメーカー直営レストランが何件もあるのです。ドイツの物価は日本より少し安いと思うのですが、加えて注文したおつまみが予想よりかなり大振りだったので、小グラスのビール2杯とおつまみ2品も頼んだらもう幸せな満腹状態になりました。ビールは勿論とてもフレッシュで、きりっとした濃い色のビールも、あっさりした明るい色のビールも堪能しました。3泊で夜2回、昼1回、延べ3件行きました。飲める方にはお勧めです。
もう1つ、これも現地に行ったときにたまたま中心街の広場でワインフェアに遭遇しました。大きな広場に複数のワインメーカーのスタンドが並んでいて、観光客や地元と思しき人たちがグラスを持って群がっており、中央には木のベンチとテーブルがたくさん並んでいました。どのようなシステムかと見ていたら、どうやらグラス代を払ったらどのスタンドでもそのグラスでワインを注文でき、最終的にグラスを返すならグラス代が戻ってくるというシステムだと分かったので早速挑戦。暑い時期でしたので、ドイツの白ワインがこれまた爽やかなのど越しでした。1日中歩いたので、初日にスーパーで買ったミネラルウォーターを持ち歩いて大正解でした。


私はワインもビールも好きで、ドイツは両方ともとても美味しいと思うのですが、ドイツで観光してみるとビールの方が圧倒的に多く出回っているなと感じました。ホワイトソーセージは特産品の代表格で、つまみの中ではほんの少し割高な気はしましたが、甘みのあるソースとビールとの相性は抜群でした。現地ならではのおいしさというのもあるだろうとは思いつつも、やはりスーパーに行って瓶詰めの小さなソースを買って帰りました。

働くドイツ人に日本人としてシンパシーを感じた

ホテルはバイキングの朝食付きで、野菜や生ジュースにドイツ特有のパンにハムやソーセージもあって、朝食からしっかり食べられる私にとってこれまた大満足でした。
そのホテルや居酒屋等で働く人たちを見たときに、日本人としてシンパシーを感じました。実はフランスでは「あー今日はやる気でないわー」と顔にまさに書いてあるわと感じることが多々あるのですが、ドイツの旅行先では、真面目に働いているな、とか、「あ、この人疲れてるけどそれを出さないようにしているな」と感じることが多かったのです。多分それは気のせいではないと思います。
ミュンヘンはいつかまた旅ができるような機会にはまた行きたい街の1つです。

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